先週着工した東村山の現場で、埋蔵文化財の試掘調査が行われました。
地盤調査の結果、杭工事も地盤改良工事もなかったため、
根切り底を試掘するだけの調査になりました。
掘りはじめてすぐに、平安時代の竈跡を発見。
根切り底の他の部分の土の色とは明らかに違う赤い土です。
竈跡は出てきましたが、これ以上地中を荒らさないで
そっと上に載せて建物を建てるのはOKだそうです。
竈跡から土器の破片まで出てきました。
基礎があと200㎜深かかったら、一旦工事は中止になり
調査が長引いたかも知れません。
それにしても平安時代の人々が、どんな姿でどんな建物に住んでいたのか、
興味は尽きません。
その時代から脈々と人々が住み続けられた場所に、
また新しい家を建てさせていただく事に感動させられた日でした。
追伸
現場の帰りに、これから設計に取り掛かる吉祥寺南町の役所調査に
武蔵野市役所に立ち寄った所、今度の敷地も埋蔵文化財保護地域でした。
また試掘調査に立ち会わなければ!